エリック・リースの「リーン・スタートアップ」を読まずに起業するのはバカ。
と言い切れるほどに、本書は良書である。
不確実な状況下で進む不確実なプロセスである「起業」という行為を「マネジメント」するという視点で書かれている。
つまり、不確実であるはずのものを「コントロールする」という自己矛盾的な行為を「科学」しているのだ。
「起業を科学する」アプローチで体系化されたマネジメント術であるこの「リーン・スタートアップ」という手法は、今後の起業の必須科目といっていいほどの出来である。
本書のアプローチの凄いところは次のとおりだ。
1.起業を科学している 2.起業をコントロールできるようにしている 3.成功確率を確実に上げるアプローチである 4.現実的であり、実践的な理論である
いわば「不確実性をコントロールするための理論」である。
凄くないか!?やばくないか!?
不確実性をコントロールできたら、この世でなんだってできてしまう!!
つまり、サイコロを振る「神」を従えることができるのだ
このアプローチを誰でも出来る形に完璧に理論化したら、「世紀の大発見」といってもいいかもしれない。
だってブラック・スワンを制御するようなもんだから。
以上が本書の書評だが、本書は読んでこそわかるものいえる。
本書の要約についてはまたあとで行いたいと思う。
とにかく、誰でも「買って損はない」本であることは確かだ。
リーン・スタートアップ ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだすposted with amazlet at 14.02.28日経BP社 (2013-09-11)
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ほらあなより愛をこめて たぬきち
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