ども、お盆も元気に株式投資なたぬきちです。
マックス・ギュンター著の「マネーの公理 - スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール」を読みましたのでその書評やら感想をまとめていきます。
マネーの公理は投機家の本として、スイスの金融マフィアによる儲けの掟を明文化したものです。
この本のすごいところは、投機家にはもちろん、投資家にも役立つ考え方や視点を学べることでしょう。
十分なリスクをとり「意味のある勝負」をしなければ、「自由」にはなれないことなどが書いてあります。
それでは、全投資家必読の本書を見ていきましょう。
意味のある勝負をする
マネーの公理の第一の公理として、「心配は病気ではなく健康の証である」としています。
心配なことがないという状態は、十分なリスクをとっていないということです。
分散投資の誘惑に負けず、勝てそうなところで集中投資を行い、意味のある勝負に打って出る。
リスクをとること。リスクをとらなければ大きなリターンはない。
人生を賭けた本気の勝負をしていく重要性を学べます。
珠玉の公理の数々
第一の公理の他にも、珠玉の公理が次々に出てきます。
第二の公理は利食いに関してで、「常に早すぎるほど早く利食え」。
利食いが早すぎることも失敗の一つですが、損失を出すよりは全然マシです。
特に投機においてはそうでしょう。
第三の公理は「船が沈みはじめたら祈るな。飛び込め」。
損切りですね。
失敗したと思った時点で損切りをするということですね。
これらの公理が第12公理まであります。
一冊読み終わる頃には一段階、投資家として成長していることでしょう。
たぬきちが学んだこと
たぬきちが学んだことはやはり、「意味のある勝負をすること。そうしなければ自由にはなれない。」ということです。
また、リスクをとることの重要性も以前よりはっきりと認識しました。
加えて「常識とは逆に考える。」ということも前から意識していましたが、より一層、大衆の逆を行くことを意識していきたいと思います。