前から気になっていた本書「1万円起業 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法 」を読んだのでそのまとめと感想を。
背景
・「小さい物が勝つ時代」自由と価値を手に入れるなら手軽に始められるマイクロビジネス ・市場テスト、立ち上げ、事業の拡大を短期間に安くできる環境が整ってきた ・思いついてから起業するまで1万円と1ヶ月あればいい
1万円起業の基本モデル
1情熱主導型 2超・低コスト 3利益が少なくとも500万円 4特別なスキル不要 5収支の完全公開 6従業員5人未満 +「自分のやっていることを、おばあちゃんにわかるように、堂々と説明できますか?」に答えられるもの
本書の目的
成功者たちの共通項を洗い出し、新しいビジネスの真理を創造する
マイクロビジネスがうまいくいく「たった3つのルール」
1他人の興味と自分の情熱の「共通部分」を探す 2スキルを転用する 3情熱やスキル+有用性=成功
立ち上げに必要な「たった3つのこと」
1製品またはサービス 2顧客 3売るものとお金を引き換える方法
潜在ニーズを満たすものを売る
1コアニーズに売り込む。物質的なニーズよりも感情的なニーズがコア。 2価値とは「人を助けること」 3ニーズの見つけ方 UP :お金・愛・自由・時間 DOWN:ストレス・争い・葛藤・不安
情熱はときには役立つ。
(情熱+スキル)×(問題+市場)= ビジネスの機会
顧客を年齢・人種・性別に分けて考える必要はない。むしろ信念。
・信念や価値観を共有する人を顧客にする ・1のブームを追って権威になれば、手助けができる
ビジネスプランはA4用紙一枚に
・素早くスタートし、反応を見てから考える
売り出すときのルール
1市場性の高い(有用性のある)テーマを選ぶ 2費用を抑える 3まず売ってみる 4作る前に市場を確かめる
断れないオファーの条件
1人が「ほしいもの」と「ほしいと言うもの」は必ずしも同じではない 2ほとんどの人は買うのが好きだ。しかしたいてい買わされるのは嫌がる 3背中を押す 4よくある質問(FAQ)はPRのためにある 5信じられないほどすばらしい保証
ハリウッド映画に学ぶ新作発表の手順
1まず「とにかくすごい」だけを伝える 2なぜこのプロジェクトは重要かを伝える 3具体的な発売情報を伝える 4発売はもうすぐ!と伝える 5ついに発売!と伝える 6リアルタイム情報の発信 7チャンスをお見逃しなく - 終了期限を伝える 8ありがとうまた会いましょうと伝える
自力で無料の売り込みをする
収益性を高める3つの原則
1コストではなく、ベネフィットに基づく価格 2限定的な範囲で何種類かの価格を提案 3二回以上稼ぐ
収入を倍増させる微調整(ツイーク)
ステップ1:アクセス数を増やす ステップ2:コンバージョン率を上げる ステップ3:平均販売価格を上げる ステップ4:お得意様への販売量を増やす 応用1:「殿堂入りカスタマー」を選ぶ 応用2:上位モデルを勧める 応用3:口コミを作り出す 応用4:考えられる一番強力な保証をつける 応用5:逆に、保証をつけない点を売り物にする
拡大可能なビジネスは「教えやすさ」と「価値の高さ」を兼ね備える
以上がたぬきち的まとめである。 本書は副業的に稼ぐ「副起業」的なもの対象としており、 このような形でまずは副業としてやっていくのも面白い。 まだ会社を「利用」し続けている段階のたぬきちにはとても有用な本であったので、リスクなく起業したい人にはぜひお勧めしたい。
たぬきちも既にあるプランを早速行動に移す。
1万円起業 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法posted with amazlet at 13.12.07クリス・ギレボー
飛鳥新社
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