ども、投資本読み漁り中のたぬきちです。
今年に入ってから投資関連本を今のところ12冊程度読みこなしています。
確実に力がついてきた実感があります。
もう習慣化しているので、一生読み続けていきたいですね。
ZAIや日経マネーなども毎月欠かさず読んでおり、雑誌系などをいれるともっと増えそうですね。
(もちろん投資関連本以外も読んでいるので結構読んでますね・・・)
さて直近読んだ本の中から「バフェットのポートフォリオ(The Warren Buffett Portfolio)」の書評やら感想やらを書いていきたいと思います。
フォーカス投資 - 分散投資やインデックス投資を上回るアプローチ
大抵の投資家やファンドマネジャーは分散投資か、インデックス投資を行っています。
基本的に分散投資でインデックス投資を上回るのは難しく、プロではない投資家はインデックス投資をすることを勧められます。
しかし、バフェットはその2つを大きく上回るアプローチ「フォーカス投資」を行っているとのこと。
フォーカス投資とは
では実際にフォーカス投資とはどのようなアプローチかをまとめると次のようになります。
優れた企業を見つける
銘柄数は少ないほうがパフォーマンスが高くなる
高い確率に大きく賭ける
目先の変化に惑わされず忍耐強く待つ(少なくとも5年間)
株価変動に狼狽しない
素晴らしいリターンをもたらす企業を厳しく選別し、勝つ確率が負ける確率よりも高くなるような株価のときに一気にかけるということですね。
確率的に考える
本書の中で、バフェットの数学的素養の高さが理解できます。
バフェットは子供の頃から確率的に考えることを習慣化しており、そのことが投資人生に大きくプラスに寄与していることが理解できます。
「損失の確率に、起こりうる損失額をかけた額を、利益の確率に、起こりうる利益額をかけた学から差し引くこと」
これがバフェットが考えていることです。
実際的な確率の思考プロセスですが、
確率を計算する
新しい情報を得て調整
投資額を決める
最上のオッズを待つ
主観的確率を調整していくことも重要ですが、勝つ上では最後の最上のオッズをまつことまで実践することががキモですね。
市場予測は複雑系
本書では数学的な話や、複雑系の話もでてきます。
本記事では割愛しますが、複雑系に関しては次のようなニュアンスのことが言われています。
市場予測は複雑系のため完璧には不可能
不確実性は長期的価値の買い手にとっては安く買うチャンスを与えてくれる味方
4割打者になるには
最後に投資における「4割打者」になるためには、次のことを実践する必要があるとまとめています。
銘柄を企業としてみる
1回あたりの投資規模を大きくする
ポートフォリオの売買回転率を減らす
別のパフォーマンス基準を開発する
確率で考える
誤った判断の心理を認識する
市場予想を無視する
良いボールを待つ
バフェット流を継承してフォーカス投資を実践
投資初期の頃からバフェットを目指し、投資を実践してきました。
当初はバリュー投資メインでしたが、グロース投資もモメンタム投資も実践し、投資の幅が広がっています。
しかしながら、基本はバリュー投資メインのフォーカス投資であることを念頭において、今後も投資を実践していきたいと思います。