「僕たちはこうして仕事を面白くする」という本を読んだのでその感想を。
本書に出てくる8名の「ジセダイ」を一人ずつ書いていきたい。
まずは安藤美冬さんから。
記事タイトルに「安藤美冬の限界」として挑発的な文言を書いているが、 批判的な意味かつ意図ではなく、冷静な視点から「安藤美冬という生き方」を考察したいというニュアンスを意識している。
たぬきちが考える安藤美冬さんの「限界」は以下の点である。
・個人としてのブランドが全ての基礎であり、それをオープンに行っているため、芸能人が持つようなリスク(不祥事があった場合のダメージの大きさ、日常生活におけるプライバシー問題、炎上)を抱えている。 ・なんでもやっているが、一方で「専門性」が見えない。したがって、「本当は実力がないのでは?」と思われたら危ない。 ・今は「外見の良さ」もあってメディアからの人気が高いところもある。そのため年を経るごとにいろいろな意味で厳しい状況になる可能性がある。
もちろん上記のリスクを超えて、余りあるほどのメリットが彼女のやり方にはある。 その行く末がどうなるかはぜひともウォッチしていきたい。
安藤美冬さんの章で印象に残った言葉として、以下を上げたい。
・「何を」するかではなく、「どのように」働くか
・出口戦略を持たないと失敗につながりやすい
彼女はフリーになるまでに約2年近く準備をしていたため、多くの失敗をシミュレーションしていたことだろう。 その中で見出したと思われる以下の点から上記の考えが出たと思われる。
・肩書をひとつに決めずに、リスクヘッジとして多様な収入源を得ておく。 ・失敗者の多くは「出口戦略」を意識せずに「見切り発車」していること。
本書にて安藤美冬さんが影響を受けた本、座右の書として挙げているのが以下の書籍である。 面白そうな本なのでたぬきちもぜひ読んでみたい。
ほらあなより愛をこめて たぬきち
新世代トップランナーの戦いかた 僕たちはこうして仕事を面白くするposted with amazlet at 13.12.23安藤 美冬 岩瀬 大輔 刈内 一博 額田 純嗣 廣 優樹 佐渡島 庸平 柿内 芳文 為末 大
NHK出版
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