「1年目から無理なく年収1000万円稼ぐ」という副題の今井考著
「起業1年目の教科書」
をいつも通りTUTAYAスタバで一気読みしたので、その要約と書評を。
起業に対する勘違い
「起業とはハードルの高い、大きなチャレンジだ」
という勘違いが起業を成功させにくくしていると指摘しています。
多くの人はこのような考え方をしていると思いますが、
私自身も起業についての理解が深まるとともにハードルの実際の高さを認識し、
そこまで難しいものではないという考え方になってきました。
失敗の2パターン
上記の勘違いから生まれる失敗パターンとして以下の2つがあげられています。
無謀なチャレンジをしてしまう
怖くて一歩も進めない
私自身が当てはまるのが2つめのパターン。
何から手を付けていいかわからず、とりあえず動きまわりました。
やり方的には合っているようですが、2のパターンの方は、本書のような起業本を読んでみるなど、とにかく一歩ずつ進んでいくことが重要となります。
1のパターンの方は、「えーい、やっちゃえ」的に退職したりして大きくリスクをとってしまうパターンですが、
それが許されるのはまだ学生の方や、社会人経験の浅い若い方といったやり直しが効く余裕のある方ではないでしょうか。
成功のパターン
本書における起業の成功パターンとしては、以下の3つのポイントがあると思います。
起業に大きなチャレンジは必要ないという考え方
大きな目標に到達するための細かな階段を作っている「階段思考」
何が成功をもたらすかは不確定なので、とにかく行動に移すこと
いろいろ試行錯誤しながら、自分自身も上記のポイントを抑えるようになってきていますので、
最初から上記の考え方でいくことが重要だと思います。
要約
以下、本書の中で重要と思った点をまとめていきます。
ありきたりのアイデアでスタートする
・考える事は多くの人が嫌がる仕事。それを続けられれば必ず成功できる。
・スタートしなければ本当の意味での試行錯誤ができない
*動き出せばアイデアがビジネスに育っていく
なんでもいいから最初の一歩を踏み出す
・最初から成功する道順はない
・とにかく一歩踏み出してみる
*踏み出す道は、ちゃんと成功につながっている
夢はなくてもいい
・言葉にできないパッションが一番パワーがある
・やりたいことが夢
*夢はモチベーションを上げるツール
リスクを取らずにスタートする
・自分に合った「安心感のある」やり方をやる
・勇気や自信を他人とくらべても仕方ない
・慌てず自分のペースが結局は最短になる
最初は目移りいていい
・情報収集している証拠
・やってみて初めて相性がわかる
*目移りすれば自分がわかる、やりたいことが見えてくる
世の中に求められているか気にしない
・起業家の成功要因の一番は市場ではなく熱意
・新しいビジネスにチャレンジしていることそのものが価値がある
ビジネスモデルは後からついてくる
・お金を稼ぐよりも価値を高めることに集中する
・ビジネスに価値があれば、お金にする方法は必ずある
まず時間を確保する
・朝30分だけを毎日起業の時間に当てる
・夢に生きる時間を毎日 - 毎日前進できる素晴らしい時間
お金の不安を最小化する
・不安は具体化すれば消えていく
テスト用の予算を用意する
・損を覚悟してビジネス投資しないと、スピードが落ちる
・早く小さく失敗して、事業化する
5分で目標を仮決めする
・仮の目標を設定すれば前進するし、目標立てのスキルが上がる
わがままな目標を立てる
・本当に理想の生き方を実現できる目標にする
愛のある売上目標を立てる
・自分が楽しく行動できる目標を設定する
おおらかにお金の流れを見る
・長期的に見れば、目先の赤字は怖くない
孤独な時間に生み出した価値が、たくさんの人を幸せにする
この言葉は、起業家にとって勇気を与えられる言葉ではないでしょうか。
このような起業への不安を軽減し、前向きになれる考え方や言葉の多い本のように思いました。
ぜひ一読をオススメします。
個人的に行動に移すこと
本書を読んで、個人的に、実際に実行していこうと決めたことは以下の3点です。
毎日朝1時間を起業時間にする
起業日報を視覚化する
毎月行動目標を立てる
これからも頑張っていきます。