ども、日大の不誠実さに憤りを感じるたぬきちです。
今回の事象は非常に残念なものではありますが、組織的強者による悪質なパワハラを表出させた良い事例のように感じています。
大学やチームメイト、周りの全てが敵に見えるような状況で、勇気を持って会見をした加害者の大学生は本当に勇気があると思います。
様々な裏切りによってメンタルが相当やられているはずなのに、記者会見を開き、自分の口で真実を話す。
日大の監督や理事とは大違いですね。
もちろん加害学生のしたことは許されませんが、当時の状況では正常な判断はできなかったのではないかと想像に固くありません。
「干される」というパワハラ
加害者の学生は選手として能力が高かったことが伺えます。
しかしながら、なんらかの事情によって、監督に好かれなかったのでしょう。
それによって「干される」というパワハラを受けることになります。
この「干される」というパワハラがどれだけ悪質か。
監督の立場としては一選手を使わない理由をいくらでもつけることが可能です。
積極性に難点があるから
コミュニケーションがうまくとれないから
調子が悪そうだから
などなど。
選手に意図的にわかるようにやっていたとしても、上の立場であればなんとでも言い訳ができるわけです。
今回の「干しパワハラ」のようなことは、本当にクズな人間がやることですね。
「干された」のにコミュニケーションのせいに
このパワハラの厄介なところは、強制的にコミュニケーションが取りづらい立場にされた上で、
実際に問題が起ったら、コミュニケーション問題のせいにしてしまえることです。
傍からみてたらわからないので、接点不足という事実だけを重ねて、あとは曖昧なコミュニケーション問題として逃げることができてしまいます。
経験上ですが、なんらかの上の立場の人が、下の立場の人について「コミュニケーション問題」としていたら、その人を疑ったほうがよいですね。
その場合、明らかに上の人に問題があります。
会社等どんな組織でも起こっている問題
たぬきちも実際に経験がありますが、明らかに能力の低い上司が、露骨に「干してくる」ことがありました。
そもそもたぬきちのパフォーマンスは高かったので、おかしく思う人も多くいたことでしょう。
しかしながら、上には「コミュニケーション問題」として片付けていたようです。
その会社自体が組織上問題を抱えていたこともあり、いろいろとこちらで足掻いてみても揉み消されるのが落ちでしたね。
結局、ネガティブキャンペーンをされて、周りは敵だらけみたいな状況にされた記憶があります。
たぬきちはそんな会社はさっさと辞めましたが、こういったパワハラ問題はどこにでも起こっているように思います。
今回の事例は、そのようなクズによる汚いやり口を広く知らしめるきっかけになったのではないでしょうか。
やられたらやり返せ。
この世には本当に不誠実の塊みたいな人もいるので、そういう人がいたらまず近づかないことが大切です。
上司などどうしても避けられない関係性にあるなら、早く逃げられるようにするか、声を上げて周りに理解してもらう必要があります。
どうしても苦しければ、その組織から逃げてしまってください。
世界は広いですよ。
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