ブログを本格開始して後1ヶ月ほどで半年になる。
ブログを書くことが習慣化してきた時点で「ブログ強化」のために、 Kindle「冬のセール」になっていた本書を読んだのでそのまとめと感想を。
イケダハヤト氏はブログで月70万PV、約50万円稼いでいるとのこと。
本書ではネット上での「ブログ」を書く技術、 つまり、ストリートライブ・ゲリラ戦としての書く技術を伝えるのが目的である。
以下、本書のまとめである。(というかほぼ目次)
新時代に求められる4つの力
1スピード感 2コピー力 3引きつけておく力 4リピートしてもらう力 +感染力
文章が残念な人の10の特徴
1何がいいたいのかわからない 2文章が長い、一文が長い 3同じ語尾が続く 4抽象的すぎる 5私的すぎる 6「〜だと思います」「〜な気がします」が多すぎる 7多方面に気を使いすぎて何が言いたいかわからない 8まじめで優等生 9最後まで読まないと結論がわからない 10そもそも内容がつまらない
凡人の文章を最強の文章に変える10の魔法
1「編集者」になって自分の文章を添削する 2読者の思考を先回りする 3記事のタイトルを工夫する 4人目をひきやすいマジックワードを文章に混ぜる 5ワンテキスト・ワンテーマの法則 6リズムのよい文章を意識する 7半径3メートル以内の言葉を使う 8ひらがなとカタカナ、漢字のバランスに気をつける 9ネットでウケる文脈を意識する 10名言などの引用を混ぜてみる
月40万字書き続けるぼくの12の秘密
1完璧主義をやめる 2下書きをためない 3ひとつの文章を15分で書く 4執筆スイードを高める訓練をしている 5ネタ切れしないためのたった一つの条件 6目の「解像度」を高くしておく 7至芸を文章化する高速な回路を持つ 8割り切れないことを考え続ける繊細さを持つ 9稼げるようになれば継続できる 10批判と上手に向き合う 11イケダハヤト流「飛ばし読み」速読術 12とにかくアウトプットする
書く技術というより、アクセス数を増やすための運用術という意味での一部としての書く技術であるように感じた。 そこであえて「書く技術」というテーマで書き、そのテーマの中でいうと新しい感じがする。 これも著者のポジショニングのうまさである。
また、名言を使うというのは、実践していこうと感じた。
本書の内容で、ストレートに伝える等ほとんどのことは自分でブログを書きながら見いだしていた。 本書を読んだ利点は、それを先人としてうまくいっている方も同じ考えをしていたということがわかったことだ。それが安心と自信に繋がった。
印象に残った言葉・ためになった言葉として、
「優れた物書きは、世の中の割り切れなさに延々と向き合い、自分なりの答えを見つけつつも、断定的に語ってしまう自分に違和感を抱き続ける人です。」
という言葉がある。その通りだし、常に「考え続ける人」が物書きになれるとたぬきちも考えている。
ブログテーマの変化など、自分の運用歴をオープンにしているのは、参考になるので、著者にはどんどんオープンにしてやっていってほしい。
月収約50万としているけれども、年収で400万くらい(ブログだけで)と言っているので、 「見栄」による若干の脚色があるのではないか。 (その他の活動での収入を200万程度と仮定すると、総収入で600万程度で、サラリーマンと比較するとそれほど高くもない(たぬきちの本業はその程度)。一般的な人々にとっては、副業として行っていくのがベストで、運良く「もの凄く」うまくいったときだけ、そちらに専念するという戦略をとったほうが、プレッシャーや不安がなく「幸せ」であろう。)
何はともあれ、ブログを書いている方は、確実に参考になるので、ぜひご購読を。
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次回の記事で、本書の「まとめのまとめ」を載せたい。