堀江貴文氏(通称ホリエモン)の本書「ゼロ」を読んでみたのでその感想。
本書はホリエモンの飾らない「ありのままの姿」が描かれている。
ホリエモンの生い立ちから起業に至るまでの「リアル」を知りたい人にはおすすめの本である。
本書を読むことのメリットを以下にまとめる。
・「働く」ことへのモチベーションが上がる ・自分の人生について改めて「考える」ことができる ・今考えていることを「行動」に移す「エンジン」になる ・起業への精神的ハードルが下がる
本書を簡単にまとめると、 不自由な環境に育ったホリエモンは「現状を変えるため」に次々と行動を起こしていく。
「親を説得するため」に勉強に打ち込み、 「自尊心を得るため」にプログラミングに打ち込み、 「地元から出て行くため」に東大を目指し、 「実力主義の世界で自由にいるため」に働き、 「チャンスの桃が目の前に流れてきたため」起業し、 「既得権益の不合理なシステムを変えるため」に事業を拡大していく。
本書で感じたホリエモンの凄いところは 「圧倒的な行動力」 である。
パソコンを得るための新聞配達 自由を得るためのプログラミング 友達に誘われたヒッチハイク インターネットにチャンスを感じての起業 その後の様々な挑戦
全て行動に移している。
もちろん「頭の回転の早さ」等の「地頭の良さ」もピカイチのように思う。 そして、それを上回るほどの「行動力」があった。
しかし、結果論にそれが成功の要因とは言いきれない。
なぜならそれは「諸刃の剣」である。 「運」が味方しなかったらもっと違う人生であっただろうと思う。
だが、その挑戦がなかったら「ここまでの成功と失敗」は得られていないだろう。
そういう点でホリエモンの行動力は賞賛に値する。
また、とにかく考え方が本質的で面白い。 それは「自分の頭で考える」必然性のある環境で育ってきたことが関係していると考えている。 もちろん生まれもっての能力・性格的なものもあるが、それを増強したのがその不自由な環境であると思う。
まとめると以下がホリエモンがホリエモンたる要因であるだろう。
「自分の頭で考える力」 「地頭の良さ」 「行動力」
本書を受けてたぬきちは「起業へ加速」しようと思う。
既にビジネスモデルもいくつか考え、 起業への情報と知識も充実してきた。
後は「行動するのみ」である。 (本ブログもそのひとつなのであるが)
本日から「加速」していこうと思う。
ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していくposted with amazlet at 13.12.15堀江 貴文
ダイヤモンド社
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