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投資家たぬきちのブログ

地方×都会のデュアルライフとシンプルライフを実践する、兼業投資家のたぬきちだよ

【面白すぎる】小説映画「インフェルノ」の緑の目の男は人口爆発の救世主

ども、たぬきちです。

久しぶりに小説を読んでみたら、面白すぎて読みふけってしまいました。
その小説とは、映画となったダン・ブラウンの「インフェルノ」です。

ダンテの名言の多い本作ですが、読んだ感想を書きたいと思います。(ネタバレ注意)

インフェルノ(角川文庫 上中下合本版)
KADOKAWA / 角川書店 (2016-02-25)
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人口問題への一つの解

世界の人口が急速に増加する中、人類絶滅へのカウントダウンが始まっていることを背景に物語が展開しています。
人口が増えることによって、地球の資源が消費され、次第に奪い合いが起き、倫理観が崩壊し、疫病も蔓延し、環境問題も悪化することから、人類が破滅するということは本質的なイノベーション(イーロンマスクの火星移住など)が起きない限り避けられない運命なのは自明ですね。

そこで本作の敵役?、「緑の目の男」ことゾブリストが計画したのが、遺伝子操作ウイルスによるパンデミックを用いた、3分の1の人類が子どもを産めなくする遺伝子組み換えです。
いわば無差別テロなわけですが、それによって人類として寿命が大きく伸ばされるという方法としては一つの解なわけです。

もちろん、現実にそんなことをしたら、史上最悪のテロリストとして名前が刻まれることでしょう。
しかし、それによって未来のより多くの人類を救ったとしたら・・・確かに影の英雄といっても過言ではない気がします。

まだ未来に起きていない災害を「予防」したということは明確に言えないのが難点ですね。
また、火星移住などの別の回避方法が確立される可能性もあるため、完璧な正義とはいえない。
しかし、もしこれを行わずに、シンギュラリティを超えて人類絶滅が起ったら・・・彼は英雄だったのなるのでしょう。

真の正義はどちらか?

ゾブリストの方法は、現在の社会倫理上、決して許されない方法です。
しかしながら、超長期的な視点で考えたときに、どちらが正義かは断定できません。

正義というのは難しい問題ですね。

それにしてもフィレンツェの描写が素晴らしい

本作の前半は、イタリアのフィレンツェを中心に展開していきます。
その描写がなんとも素晴らしく、行きたくなってしまいますね。
特に、街の人々がコーヒーやパンをいただいている描写を見て、朝にカフェやパン屋にいきたくなっちゃいました。(事実行きました笑)

またヴェネツィアやイスタンブールの描写も少しですがあるため、聖地巡礼してみたくなります。

さらに、芸術に対する教養も得られるので、非常に勉強になります。
ダン・ブラウン好きの方、知的な小説好きの方は、ぜひ一読をおすすめします。

インフェルノ(上) (角川文庫)
ダン・ブラウン
KADOKAWA/角川書店 (2016-02-25)
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