ども、たぬきちです。
アニメ映画でジブリ以来初となる興行収入100億円突破。
ということで、気になり「君の名は。」を見てきました。
現代アニメらしい、テンポとリズムのよい、ストーリー展開と演出で素直に面白かったです。
ヒットさせるべく「計算し尽くされた完成されたアニメ映画だなぁ」とつくづく思いました。
ヒットの方程式
このアニメ映画はジブリとは趣向が異なりますが、計算されたヒットでできています。
以下に要素を抽出してみます。
わかりやすい設定(人格の入れ替わり)
都会と田舎のわかりやすい対比
日常的な学校描写
スケールの大きなインパクトの有るイベント(彗星)
人の死における衝撃(彗星衝突)
飽きさせないテンポのよい展開
アニメ好きな若者に受けやすい音楽
クロスメディアの活用
親近感の湧く現実地域を聖地として活用(新宿・代々木・千駄ヶ谷)
くっつきそうでくっつかないよくある恋愛アニメ要素
いかにも大衆受けしやすいのがわかると思います。
簡単だけれども形にするのは難しい
この映画の凄いところは、上記の要素を完璧なまでに作りこんでいるところです。
外から見れば簡単なことなのですが、同じことを行なうのは難しいですが、不可能ではない領域です。
一度この映画を製作したチームであれば、再度ヒットを狙い量産することが可能かと思います。
次回にも期待ですね。
ターゲット層以外には刺さらない
この作品はアニメアニメしすぎている点がネックですが、だからこそターゲット層に刺さり爆発的なヒットにつながったと思われます。
したがって、あまりアニメへの耐性?の無い方にはイマイチでしょう。
その点、ジブリは全年齢層に対応しているところが真似できないところですね。
ポスト宮﨑駿としては細田守かと
ストーリーの作り方や、全年齢層に受けやすいという点では、細田守氏のほうがポスト宮崎駿かと思ってます。
新海誠氏はどちらかというと新しいニュータイプで、新たな次元を切り開くように思います。
今後に期待です。
君の名は。の名言
それでは名言をまとめていきたいと思います。
よりあつまって形を作り、捻れて絡まって、時には戻って、途切れ、またつながり。それが組紐。それが時間。それがムスビ
糸を繋げることもムスビ、人を繋げることもムスビ、時間が流れることもムスビ、ぜんぶ同じ言葉を使う。それは神様の呼び名であり、神様の力や。ワシらの作る組紐も、神様の技、時間の流れそのものを顕しとる
言おうと思ったんだ。お前が世界のどこにいても、俺が必ず、もう一度逢いに行くって。
まだ会ったことのない君を、これから俺は探しに行く
君の名は。 Another Side:Earthbound (角川スニーカー文庫)
- 作者: 加納新太,田中将賀,朝日川日和,「君の名は。」製作委員会,新海誠
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2016/07/30
- メディア: 文庫
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