たぬきちの哲学として、「比較優位」より「理想追求」という考え方を持っている。
どういう意味かというと、他人より優って優越感を得ることよりも、自分の理想へ近づくことから幸福感と自信を得るといった意味だ。
くだらない「どんぐりの背比べ」に一喜一憂せずに、自分の理想を追求するパラダイムである。
あなたは、人と比較していないだろうか?
比較によって自分自身の価値を確かめる行為は、真にくだらない行いである。
経済学に「比較優位」という考え方があるが、「他人よりも優る」ことを目的として競争したり、人生を消費することは本当に意味のあることだろうか。
競争原理として、人類発展のエンジンとして「他者(社)との比較」が用いられる。 もちろん、「差別化への方向性」など、「適材適所で力を最大限発揮する」ために比較というのは重要である。
定量的にもわかりやすいし、なにより「客観性」がある。
しかしながら、個人の人生を考えた時に、比較の原理で生きていくことは、なんともくだらないことではないだろうか。
どうせ生きるのであれば、一度きりの人生、自分の理想に向かって「全力を尽くす」ことが意味のある行為なのではないだろうか。
もちろん、それは理想論でありドリーマーの考えることであると思うだろう。
しかし、現実的なアプローチでも十分に理想を追求することは可能である。
それを可能とするのが、「比較優位ではなく、理想追求」というパラダイムだ。
そのパラダイムを持つだけで、比較という目ではなく、理想の追求という目で物事を捉えられ、冷静に、自分の理想への道を着実に歩める。
他人に流されず、優劣に一喜一憂せず、自分は自分であるとの誇りを持ち、意義のある理想を追求していく。
なんと素晴らしい人生だろうか。
他人はあくまで、理想への現実的なアプローチとしての「マイルストーン」や「差別化情報」として捉え、「比較優位より理想追求」というパラダイムを持って生活してみてはどうだろうか。
きっと一年後は大きく成長できていることだろう。
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