ども、里山たぬきちです。
里山資本主義を読んでみましたのでその感想や書評を。
本書の考え方は起農家たぬきちとしては非常に重要なものです。
現在の経済は物事の一面しかとらえておらず、
それが世界の歪みを引き起こしていると考えている。
里山資本主義の考え方は、抽象化すれば
「定量化できない価値を、どのようにして経済システムに組み込むか」
の一つの方法を示していると思います。
経済を「物の消費」として動かすのではなく、「物の循環」として動かしていく重要性。
それはつまり、定量的指標的には今までの経済より劣っているように「見える」が、
定量的数字には現れない価値を回すことにより、実質的には現在の経済システムより価値を増大させている。
それは本当と意味で「効率的」であると言えるのではないだろうか。
いちいち指標として定量化することは、物質における「摩擦」のようなもので、
余計なエネルギーを消費させ、価値を低減させることにつながると思う。
たぬきちは定量化できない、定性的な価値を組み込んだ
「新しい経済システム」
を作りたいと思っている。
それはつまり、
「新しい経済理論の構築」
につながるとも思う。
ここ二年あまり、その道から脱線していたが、
自分の成すべきことはそれだという確信が蘇ったため、
そろそろその道を再開しようと思っている。
ゆっくりと。
ほらあなより愛をこめて
たぬきち
里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21)
- 作者: 藻谷浩介,NHK広島取材班
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2013/07/10
- メディア: 新書
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