「7つの習慣 最優先事項―「人生の選択」と時間の原則」 は、 「7つの習慣―成功には原則があった!」の第三の習慣「重要事項を優先する」をより深く、より詳細に掘り下げてまとめたものである。
第一部 時計と羅針盤(コンパス)
第一章 死の床で、どれくらいの人が「人生をもっと仕事場で過ごせばよかった」と思うだろうか
「最良」の敵は「良」である。
不満は以下の二つの「ギャップ」によってもたらされるとしています。
・「時間の使い方」
・「自分の人生にとって重要なこと」
つまり、
自分の人生にとって「重要でないこと」に時間を使っている状態が不満を生み出す
「重要事項を優先すること」は人生の核心に関する問題です。
「良」か「悪」かを見分けるのは簡単だ。
しかし、ほとんどの人にとって、「良」か「最良」かを見分けることが難しいのだ。
としています。
その「最良」はなにかを深堀りするために、「時計と羅針盤の違い」を説明しています。
「時計」とは、時間をどのように使い、管理するかを表す「スケジュール・目標」など。
「羅針盤(コンパス)」とは、自分の人生をどう生きていくかといったことを表す「ビジョン・価値観・ミッション・良心・方向性」
自分の本当のコンパスを見つけるには、「ガンの宣告」などの「人生の目覚まし時計」が必要。
もしそれを意識的にできたら・・・
第二章 緊急中毒
時間の使い方を決める二つの基本要素 1. 緊急度 2. 重要度
従来の時間管理ツールで陥る「緊急中毒」
緊急中毒は、ニーズが満たされない空しさを一時敵に埋めようとする自滅的な精神状態
中毒症状の特徴
・興奮を期待するようになる。
・自分を興奮させる対象がやたら気になる。
・痛みや悲観的な感情から一時的に逃れることができる。
「重要度」を優先するためには、「意識的」かつ「主体的」に取り組まなければならない。
大きな目標のために役立つ行動や、人生の豊かさや意義をもたらす重要なことが、私たちに働きかけてくることはない。なぜなら、それらは「緊急」ではないからだ。
緊急でなく重要であることは「第二領域」と呼ぶ。
第二領域の活動
1. 人とのコミュニケーションを上達させること
2. 準備を怠らないこと
3. きちんと計画を立てること
4. 健康に気をつけること
5. 新しいチャンスをつかむこと
6. 自己啓発に励むこと 7. エンパワーメントを行うこと
『処置」よりも「予防」に専念する。
私は難しくなってしまった問題には手を触れません。難しくなる前の簡単なことに取り組むのです。
第三章 生きること、愛すること、学ぶこと、そして貢献すること
速く行うことは、正しいことを行うことの代わりにはなり得ない。
「第二領域時間管理」の三つの核
- 人間としての「四つのニーズ」の満たし方 肉体的ニーズ、社会・情緒的ニーズ、知的ニーズ、精神的ニーズ
- 「真北の原則」の影響力 農場の法則
- 人間の持つ「四つの独特な能力」の可能性 自覚・良心・自由意志・想像力
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