ども、投資家たぬきちです。
投資活動の製造業系の投資先に関して、原価管理の方針についてまとめている中で、
按分と配賦と賦課の違いについて、良いまとめが見当たらなかったのでここにまとめます。(製造業系の起業の際にも役に立つことでしょう)
按分とは、全体量を割当量にもとづいて分けることです。
按分量 = 全体量 ÷ 割当量の合計 × 割当量
配賦とは、ある基準で費用を分けて配ることです。
厳密な定義は、部門や製品にまたがって発生する費用を、配賦基準に従って部品や製品に費用配分処理することになります。
つまり、全体量(費用)を配賦基準という割当量にもとづいて分けることであり、
按分を「費用」に適用したときの言葉のようなニュアンスとなります。
また、按分と配賦との違いの一つとして、「配賦」は配賦できない分も出てくることがあり、「按分」は全てを残らず配賦するという違いもあります。
つまり、ピザ一枚を長男、次男、三男にわけるとき、半分、半分の2/3、半分の1/2というようにわけることを「按分」といい、
ピザ一枚の費用を半分が母親、1/4を長男、3/8を次男、1/8を三男にわけることを「配賦」というイメージとなります。
賦課とは、租税などを割り当てて負担させることです。
これは、按分や配賦とは異なり、「負担させる」という強制力を持つことが特徴的です。
対象を「税」関連の費用ということで、配賦をさらに細分化し、税に特化させた言葉ともとれます。
下記の本などで一度しっかり勉強することをオススメいたします。
中央経済社
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