本日(8月14日)はグリーの2013年6月期通期連結決算発表日。
中身は、売上高が前期比4%減の1522億円、営業利益は41%減の486億円と昨年と比べて減収減益であった。
これは皆、既に予想できていたことだろう。
重要な点は、「どれだけ減収減益をとどめられたか」である。
会社の業績予想としても減収原液だったわけだが、その予想を上回ったという点では、予想よりもよかったと考えられる。
経常利益は41%減の532億円で最終利益はほぼ半減の225億円(!)
「ほぼ半減」でも225億円も利益出しているんだから凄い。
仮に来期も半減でも100億。
そう考えると、毎年半減しても5年は余裕で持ちそうである。
現在の株価は854円。 PERは8.05、PBRは2.3(日経情報)
かけて16倍。
バフェットの水準よりは若干高いが、現在のアベノミクスによる若干バブリーな市場から考えると、比較的優良株のように思える。(但し、短期売買に限る)
配当もそれなりにあるし、保有していても現在の株価ならばトータルプラスとなる可能性が高い。
Webゲーム事業はスマートフォン市場拡大の中で伸び悩んだが、ネイティブゲーム事業は海外市場で成長し、会社の方針としても「選択と集中」を進めて「反転攻勢を目指す」としている。
その点で、「一発」の起きやすいこの業界において、資本力のあるグリーが一発やってくれるハイリターンも期待できる。
とりあえず、たぬきちが参戦するとすれば、800円台で買って、短期決戦で1000円台で売り切るというのがリスク的にも妥当だろう。
特にホルダーとしては、もうちょい粘って、今年の終わりか、今年度の終わりまでには売り切ったほうが「利益」という面では良いのではないだろうか。
ただ「投資」する価値のある事業を営んでいるかは大いに疑問である。
実際、そんな価値すらないとも思っている。
したがって、あくまで「ゲーム」としてソーシャルゲーム関連株を売買するのが、 「暇つぶしの遊び」としてはいいだろう。
そう、儲かったお金を本当に価値のある社会貢献に使うためにね。