投資家たぬきちのブログ

都心から鎌倉移住した兼業投資家サーファー。株式投資からFXメインとなり目標10億を目指す日々を綴ったブログ。

生粋のバリュー投資家もモメンタム投資や空売りの勉強をしておいたほうが良い3つの理由。

ども、サーファー投資家たぬきちです。

たぬきちは学生時代に投資デビューしてから生粋のバフェット信者でした。
グレアムやバフェット、マンガーのように本質的価値を下回る株を所有するという「バリュー投資」が正道であり確実な道に思えたからです。

もちろん、今もバリュー投資がメインですが、モメンタム投資や空売り、テクニカル分析の勉強と実践も行っています。
なぜなら、バリュー投資以外の視点から株という世界を見ることができ、結果的にバリュー投資に役立つからです。

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モメンタム投資や空売りの勉強がバリュー投資に役立つ3つの理由

それでは、バリュー投資家が、なぜモメンタム投資や空売り手法について学んでおくとよいかについてご紹介していきましょう。

1.効果の高い「売り」タイミングを見つけやすくなる

バリュー投資は基本的に「買いの戦略」となっています。
本質的価値を下回る株価の会社を買うことで、マーケットの重力により、本質的価値に戻る差額をとる方法です。
経済的な堀のある強固なビジネスを所有することで、長期的視点での莫大な利益を得る確率を高められます。

しかし、あくまで買いの戦略であり、売るタイミングに対してはなかなか難しいものがあります。

基本的には本質的価値を上回ったタイミングで売ることがバリュー投資の一つの選択肢でしょう。
けれども、それではまだまだ値上がりするタイミングで売ってしまうことなりかねません。

そこで空売りやモメンタム投資、そしてテクニカルを学んでおけば、よりベストなタイミングの売り時を見つけることが可能となります。
特に空売りを仕掛けるタイミングはまさに「売り時」です。

2.本質的価値だけではなくテクニカルな側面からも「割安」がわかるようになる

バリュー投資の一つの欠点としては、いまや大勢の人々が用いている投資手法のため、割安株を見つけづらくなっています。

グレアムやバフェットにより実証されたシンプルで正当な投資手法なだけに、バリュー投資を活用している投資家は大勢います。
そのため、昔よりも割安株は見つけづらくなっていることは確かでしょう。

そんな中登場したモメンタム投資は、まさにバリュー投資の真逆ともいえる「新高値で買う」投資手法です。
モメンタム投資ではバリュー投資と株の見方がもちろん異なり、PERなどだけでない各種指標を新しい観点を学べます。

モメンタム投資や空売り手法を学んだあとで、株を見ていると、単なるバリュー投資とは異なる視点で「割安」を多面的に判断できるようになります。

3.下降トレンドなどバリュー投資が機能しないときに短期で稼げる

バリュー投資は株価が大きく下落したときなどに買うことで、長期的視点で大きく稼ぐことができる有効な投資手法です。

しかし、株価が割安にならない上昇トレンドの後期や、下降トレンド中には短期で大きく稼ぐことは難しい手法です。

モメンタム投資や空売りなどを学んでおけば、そのようなときでもチャンスを見つけて短期的に稼ぐ事が可能です。

バリュー投資が有効でない相場で稼ぐ手法をもっておくことはリターンを伸ばすために非常に効果的です。

おすすめなモメンタム投資本

モメンタム投資のおすすめ本として「ミネルヴィニの成長株投資法」です。

実際にハイパフォーマンスを出し続けたミネルヴィニの経験を理論化しわかりやすく解説している名著です。

この本を読めば、バリュー投資にはなかった視点が得られること間違いなしです。

なぜ新高値投資が有効なのかということも理解できますので、実際にやらないとはしてもぜひご一読をおすすめいたします。

おすすめな空売り投資本

おすすめな空売り本としては「オニールの空売り練習帖」をあげておきます。

オニールも成長株投資のスターであり、CAN-SLIMという独自のフレームワークが有名ですね。
そんなオニールは空売りについても名著を書いています。

本書は空売りについての正しい考え方や心構えから、テクニカルな側面までを豊富な事例を交えて学ぶことができます。
こちらも一読することによって、バリュー投資家として一段と成長すること間違いなしの書籍です。

本を読んだら実践しよう。

上記書籍を読んだら、実際に少額でモメンタム投資や空売りを実践することをおすすめします。

それによって、それぞれの投資手法の感覚をつかめますし、身銭を切ることで本気で学べます。

いつもとは違う投資手法にぜひチャレンジしてみてください。

※免責事項:投資は自己責任でお願いします。当ブログはあくまで個人的見解を述べているだけであり、当ブログを元にした投資による損失等の責任は、当ブログは一切負いません。