ども、ビットコインFXトレーダーのたぬきちです。
先週から再びビットコインをはじめとする仮想通貨市場が盛り上がりを見せていますね。
動きが激しいときは稼ぎやすくてよいですね。
本日はタートル流投資の魔術で学んだ、日ごろのトレーディングに役立つ心理学をご紹介します。
自身の認知バイアスを意識する
トレーディングにおいて最大の敵となるのは自分自身です。
人間の自己防衛本能ともいわれる心理が、トレーディングにおいては最大の障壁となってしまいます。
そのトレーディングにおいて陥りやすい認知バイアスについて意識しておくことが重要です。
それでは下記にトレーダーが陥りやすい認知バイアスをまとめます。
損失回避
損失回避とは、利益を得るより損失を避けることを優先しようとする傾向です。
人は得られた利益よりも、失った利益のほうを過大評価する傾向があります。
そのため、損切りを素早く、利益を伸ばすということがやりにくいのです。
しかしながら、トーレディングにおいては利益を伸ばすことをしないとトータルで勝ちにくくなってしまいます。
埋没費用効果
埋没費用効果とは、これから支払う費用より、既に支払った費用のほうを重視する傾向です。
既に多くのコストを対象の投資先にかけている場合、別のより良い費用対効果の見込める投資先があったとしても、スイッチしづらくなってしまいます。
すでにかけた費用のことは忘れて、現時点からの最良の投資先に資金を回していきたいですね。
処理効果
処理効果は利益は早く確定し、損失はできるだけ長くしのごうとする傾向です。
損失回避と通じるものであり、人間の本質的な傾向でもあります。
そのためこの逆をいけば稼げるわけですが、その実践が難しいですよね。
直近偏向
直近偏向は過去のデータや経験より、最近のデータや経験に重きを置く傾向です。
過去の重要なデータよりも直近の注目を集めるニュースなどでマーケットが反応しがちです。
これを逆に捉えればチャンスになるため、直近のデータと本来の実力との乖離を見極めて投資することで儲けることができます。
結果偏向
結果偏向とは決断の良し悪しを、どんな決断をしたかではなく、決断がもたらした結果から判定しようとする傾向になります。
トレーダーとして間違った判断をしたとしても、稼げてしまうことは往々にしてあります。
とくにナンピン買いを続けて、放置することによって、含み損を解消できたときなどです。
優れたトレーダーとしては損切りを徹底することが長期的に正しい判断ということは周知のとおりですが、損切りせずにたまたま利益がでたときほど注意すべきです。
アンカリング
アンカリングとは、簡単に手に入る情報に頼りすぎ縛られる傾向です。
ある有名なトレーダーの予測に頼ってトレードしたり、どうでもよい情報に左右させられたりして、本来の自分自身の戦略を見失わないようにする必要があります。
バンドワゴン効果
バンドワゴン効果とは、大衆が受け入れているという理由で受け入れる傾向のことです。
だまし上げなどに代表されるように、ヘッジファンドなどはバンドワゴン効果を利用して大衆を罠にかけます。
総悲観は買いともいうように、大衆とは異なるアプローチをしたほうが稼げる可能性があります。
少数の法則信仰
少数の法則信仰とは、少なすぎる情報から不適切な結論を導き出す傾向です。
少ない情報をもとに判断してしまうと、間違った結論を導きがちです。
できる限り多面的な情報を集めて判断していく必要がありますね。
トレードは人間の心理との戦い
これらの認知バイアスに人間はとらわれがちであり、そのためにテクニカルなどの指標が機能するわけです。
人間の心理を意識しながら、自分自身が認知バイアスに陥ってないか注意しながら、トレードすることをおすすめいたします。
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