今日は宇宙兄弟、南波日々人のこの言葉を考えてみたい。(ネタバレ注意。)
「俺の未来は、どうにでもなる」
南波日々人は、幼少期の夢である「宇宙飛行士になって月にいく」という、 不可能に近い超難関の夢を実現させた。
この夢を実現するには、非凡な才能と、血の滲むような努力の継続と、強力な運が必要となる。
そんな「夢」を実現させた日々人は、仲間を助けようとして月で死にかける。
しかし、ここでも「ありえないほどの運」で仲間とともに生還する。
さらに、死にかけることによって、宇宙服を着るとパニックになってしまう障害(PD)となってしまう。
数多の宇宙飛行士がPDによって、宇宙飛行士生命を絶たれている中、兄の南波六太やその他の大勢の仲間の協力によって、PDを見事克服する。
しかし、一度PDになってしまった日々人を、NASAは二度と宇宙に行かせないというニュアンスの決断をしてしまう。
それでも日々人は再度、月面に立つことを諦めず、ロシアの宇宙飛行士として月面を目指すことを心に決める。
度重なる不運、不遇、挫折に対して、諦めず前を向き、歩みを止めない日々人が、最大の挫折から立ち上がる際に放ったこの言葉。
適当であるように見えて、奥深く、多様な意味を含んだ、「適当な」言葉。
「俺の未来は、どうにでもなる」
そう、誰の未来も、どうにでもなる。
ほらあなより愛をこめて たぬきち