今日はプルタークのこの言葉を考えてみたい。
「人間である限り、だれでも誤りはある。しかし賢者や善人は、自分の過ちや失敗の中から、未来に備えるための知恵を学びとる。」
この言葉の本質的な意味は、「失敗から学べ」ということだろう。
そのため、この言葉と同様の意味の名言は数多くある。
プルタークのこの言葉は、人間というものが不完全であること、過ちをおかすこともあることを前提条件として受け入れることが重要であるというニュアンスがあるように思う。
そして、その不完全さを補うために、学ぶことができ、考える力があるということを伝えている。
人間は不完全だ。しかし学ぶことができる。
シンプルにニュアンスを伝えれば、こんな感じだろうか。
過ちを反省せず、繰り返してしまえば、それはただの堕落である。
しかし、我々は、考える力によって、失敗を成功の「材料」に変えることができる。
失敗しなければ見えないこと、学べないこと、選べないことがある。
失敗を糧に、未来を切り開いていこう。
ほらあなより愛をこめて たぬきち