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自由人たぬきちのブログ

地方×都会のデュアルライフとシンプルライフを実践する、兼業投資家のたぬきちだよ

働かないアリと持続可能性(サステイナビリティ)についての考察

たぬきち論

既に「働かないアリに意義がある」で3記事書きましたが、もう1記事、考察してみたいテーマがあります。

それが社会の持続可能性(サステイナビリティ)についてです。

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働かないアリは、短期的な利益に結びつかないが、長期的な持続可能性に貢献するということが、書籍には述べられています。

地球温暖化、人口爆発、資源枯渇、テロの驚異などなど、地球に住む人類は、かつてないほどに社会崩壊の危機に直面しつつあります。 そのような中、自然との共生や宇宙への進出など、社会を存続させるための持続可能性(サステイナビリティ)についての研究が盛んに行われており、イーロン・マスクに代表される起業家によって、ビジネスとして人類の未来に貢献する事業が生まれてきています。

その持続可能な社会を構築するという観点から言えば、社会の持続可能性を低減させるような大量生産・大量消費を促すような企業群は、働かないアリということもできます。

そのような企業や人は、持続可能性に損失を与える点で、働かないアリよりタチが悪いかもしれません。 しかしながら、そのような存在にも意義があると考えられなくもないです。

まずひとつ目の意義として、現在に生きる人々の欲求を満たすという役割があります。
長期的に見て持続可能性に悪影響を与えても、短期的に現在の人々の欲求を満たし、それらの人々のモチベーションを上げるという効果が考えられます。

二つ目として、予防接種になるという効果です。
小さい規模の悪影響で、その社会への不利益さが認識されれば、被害を最小限にして事前に対処すること可能です。
もしそのような会社がなかったら、より悪影響を与える大きな会社が生まれてしまう可能性があるということです。

三つ目として、技術革新の一部になる可能性です。
持続可能性に不利益を与える製品やサービスの開発に必要な技術や考え方が、持続可能性を向上させるためのイノベーションに必要になるときがくるかもしれないということです。
そうなれば、これまで社会の持続可能性に与えてきた不利益を相殺し上回るほどの利益をもたらすことになります。

上記のように、どのような企業や人や行動でも、考え方・視点を変えれば意義があるということができます。
持続可能性は非常に難しいテーマで、とらえようのない複雑系を相手にしています。
そのため、働かないアリのような理論も、厳密に適用することが可能な領域があるはずです。

働かないアリが世界を救う。そんな未来もあるのかもしれません。

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