ケーキひと切れ分の価値しか無い。
ムッタがそう勘違いしていた言葉。
宇宙兄弟アニメ64話にて、ALSになったシャロンの問に対して、ムッタが使った言葉。
It's a piece of cake.
「それは、ケーキひと切れ分さ」
直訳するとこうなるが、日本的価値観で考えると、確かにネガティブな「ケーキひと切れ分の価値しか無い」のように聞こえるかもしれない。
やはりポジティブな価値観のアメリカで通用する言葉だよなぁとしみじみと感じた。
この言葉を改めて考えてみると、深い。
なにより「ケーキ」なのが、簡単さと甘さを漂わせている。
a piece of もちっぽけ感を感じさせる。
日本語では「楽勝だよ」になるわけだが、「楽に勝てる」とそのままの意味の言葉である。
「楽に勝てる」なんていうと嫌味っぽさが出るし、調子こいてる感が半端ない。
「そんなの、ケーキひと切れ分さ」といえば、老若男女に受け入れられる、嫌味っぽさもない、洒落ていてもなおストレートな表現になっている。
It's a piece of cake.
いつか、この言葉をカッコよく言ってみたい ほらあなより愛をこめて たぬきち