ジェームズ・キャメロン監督映画の名作「アバター」について、感想や名言などをここにまとめていきたい。
アバターは世界興行収入において、「歴代1位」となる26億4000万ドル(約2385億円)を達成しており、 経済的にいえば、世界最高の映画であるといえる。
早速、アバターの感想であるが、 自然環境と人類文明の共存・共生をテーマに描かれているとたぬきちは感じた。
たぬきちもその実現を目指しているため、「自然との共存」というメッセージを強く受け取ったためと考えられる。
また、アバターの惑星パンドラはアメリカそのものであるとともに、アメリカが戦争をしかけたベトナムやイラクでもあるように思う。
狩猟生活をするナヴィの戦士や族長は、全身皮膚の色が青いことから有色人種もしくはインディアンを象徴する存在であり、そのアメリカの先住民であるインディアンをアメリカに移住してきた現在のアメリカ人が征服していくように見える。 このことによって、現在のアメリカは、多くの先住民の犠牲によって成り立っているということを認識してほしいというメッセージのようにも解釈できる。
さらに、イラク戦争を始めたアメリカの行動が果たして「正義なのか?」ということも訴えているように見える。 このアバターのように、「共存」の道を探していくことが重要であるということをアメリカ世論に訴えている効果もある。
このように、アバターは現在のアメリカ、そして未来のアメリカに対しての示唆を多く含んでいる。
また、個人的には「ラストサムライ」によく似ていると感じた。 主人公は敵であるはずの異文化の人間社会を知っていくことで心を動かされ、さらにより深く理解しようとし、最終的に相手の味方になってしまうという物語である。
画期的な映像技術だけではなく、現代に訴えかける「重要なメッセージ」を含んでいるため、映画界に革新をもたらす作品になったのではないだろうか。
なお、アバターの続編であるが、2010年10月にはキャメロンと20世紀フォックスが続編2作の制作を契約しており、、『アバター2(仮題)』は2014年12月、『アバター3(仮題)』は2015年12月に公開することが発表されている。 そして2013年8月に、20世紀フォックスは続編として3作品を同時に撮り2016年-2018年の各12月に公開予定としている。
アバター 特別編の予告編・動画「2分間の未公開シーン」はこちらから http://eiga.com/movie/55658/video/
アバターの名言を以下にまとめたい。
・I see you
あなたが見える
・This is how it's done. When people are sitting on shit that you want, you make them your enemy. Then you're justified in taking it.
人間は いつも同じ 目的の邪魔になる奴は 敵と見なし、力ずくで奪う
・生きのびるには、ルールを守らなければならない。
タイタニックと併せて3Dで見るという、大人の贅沢。
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ほらあなより愛をこめて たぬきち