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投資家たぬきちのブログ

地方×都会のデュアルライフとシンプルライフを実践する、兼業投資家のたぬきちだよ

1分でわかる!?ビジネスパーソンのための契約の教科書 - ざっと要約まとめ!

ビジネスパーソンのための契約の教科書 福井健策
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/special/fukui/20110729_463750.html
を読んだので、ざっとメモったことをまとめとして載せておく。

本書はビジネスマンに不可欠な「契約」について、
わかりやすくまとめており、人生を有効に生きていく知恵にもなるのでオススメである。
特にコンテンツの特許関連についての例が多いため、コンテンツ業界の方は必読ではなかろうか。

以下を読んでピンときたら読んでみてほしい。

第一章 我々は契約交渉が苦手なのか?

 クールジャパンの寒い現実 コンテンツ国際収支の赤字幅5600億円
 日本人の法意識
  我々日本人は法律や契約を単なる建前と考える傾向が強い
  「共同体的な、あいまいな利害調整モデル」

第二章 日本が直面する契約問題の最前線

 国際ライセンス契約
 「ライセンス」:著作権はあくまでこちら側が持っていて、相手には作品の利用を許可するだけのもの
         たいていは期間や地域が限定
 「著作権譲渡」:権利を丸ごと相手にあげること。

 利用権の限定、地域、期間、言語
 相手に権利を与える契約のゴールは、「相手が必要としていて、現に活用できそうな権利だけを与える」

 「クリエイティブ・コントロール」という条件
  商品生産を依頼(委託)する契約書では、「監修」についての条文をつきもの

 アサインバック
 二次創作をライセンスした側の企業が、その見返りに、作られた二次的著作物の著作権を吸い上げてしまう約束

 クレジット(ビリングともいう)
 作品に名前を表示してもらうこと。知名度や次の仕事等の広告効果

 見落とすな!契約書の勝負どころ
 裁判管轄:契約において裁判地を決める条文
      裁判地によって費用、精神的・肉体的負担
      ホームタウンデシジョン どうしても自国の国民や企業に有利な判決がでやすい
 準拠法:どの国の法律にしたがって、契約書の解釈を行うかの問題
 契約書の最後あたりに登場

 裁判管轄はどうでもいいとする三つの勘違い

 1. 信頼関係を重んじても訴訟を起こすべきケースはある
 2. こちらが起こさなくても、相手が起こす可能性がある
 3. 裁判をしなくても、裁判管轄はものをいう

 アメリカ人は交渉する。日本人は「真意」を問い合わせ、「悪意」がないことを知ろうとする。
 多くの欧米人にとって、契約書は「儀礼」ではなく、ビジネスのルール作りそのもの

 情報化・多様化する社会と、国内ビジネス契約
 出版ビジネスは口頭や暗黙での約束が多い
 日本型の契約慣行は以下のとき役に立たない

  1.電子化のようにそれまで想定していなかったビジネス形態が現れたとき
  2.グーグルのようなこれまでのコミュニティの外にいる異業種とのビジネスを行うとき
  3.国際化という「外」の世界との交渉

 危険な統一書式
 各社・各人の戦略や事情にあわせて、個別に腹をわった交渉をして決まるべき
   ユーザーと利用規約
 利用規約:利用上の契約書
 YouTube
 「ユーチューブには、投稿動画を世界的に、無償にて、複製・配布・出版・翻訳などするライセンスが与えられる」(第六条C項)
 「投稿した映像については全ての権利が処理済みであり、投稿した映像をユーチューブがどう利用しようが誰の権利も侵害しない」(第六条D項)

 利用規約というものは、事業者が一方的に作ってユーザーに同意を求めるもの

 日本には「消費者契約法」などの消費者を守る法律がありますから、あまりに事業者に一方的に有利な規定は定めても無効になる。しかし、ある程度極端なケースではじめて発動されるもの。
 ネットの世界はボーダレス。ボーダレスな世界の「法令」を誰がつくる?
 情報化が進むと、人々の間をとりしきるルールとして国の法令の実効性は、今より少なくなるかもしれない。
   ネットの利用規約の場合には、その「ルール」を企業が一方的に作る
 グローバル化の中で、契約こそが法律代わりになる  

第三章 契約とは何か

第四章 契約書入門

第五章 日本と日本人の契約力を高めるために

 黄金則

 1.契約書は読むためにある
 2.「明確」で「網羅的」か
 3. 契約書はコスト。コストパフォーマンスの意識を持つ

 1重要なのは「書式」よりも対話の力
 2合意至上主義、交渉決裂は「失態」という意識を乗り越える
 3国際契約を対等に近づける努力
 4業界知識・契約知識・相場感を知る
 5契約交渉は必要なコストだという認識
 6「花形」としての契約交渉セクションの育成